平成21年9月末、甲府商工会議所にて「甲府中心商店街店舗デザインコンテスト」が実施されました。このコンテストは国から認定を受けた「甲府市街地活性化基本計画」における目玉企画のひとつ。中心街の店舗外観や内装デザインを競うコンテストを通して、魅力的な街づくりを目指していこうというものです。
対象地域は銀座通りやかすがもーるといった甲府市中心の商店街。単なるデザインコンペでは終わらず、実際に改装や新規出店を行うことで「にぎわいの創出」に貢献できる応募内容だけがコンテストの対象になりました。
コンテストへの問い合わせは多かったものの、新規出店や改装までともなった計画は少なく、実際の応募は2件にとどまることに。しかしどちらの応募作品も力の入ったデザイン提案がなされ、今回は準グランプリ1作品が受賞候補として選定されました(グランプリ該当はなし)。
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見事準グランプリ候補に選ばれたのは、裏春日通りにある『釜めし多ぬき』さんのリニューアル・デザイン。デザインを手がけたのは三宅建築設計事務所です。「雑然のなかにオアシスを創る」というコンセプトのもと、ストリートに面した壁の一部に緑化材を用いるという斬新なアイディアなどが受賞の決め手に。店内のあちこちに“和のしつらい”がちりばめられた秀逸なデザインが、訪れた人々に驚きとやすらぎを与えてくれそうです。
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準グランプリ受賞デザインの工事費用については、平成22年3月15日までに施工を完了できるものについて、100万円を上限に2分の1まで商工会議所から補助金が支給される予定でした。今回受賞候補として選ばれた釜めし多ぬきさんは、施工計画等の都合上、受賞および補助金などは辞退する運びになるとのこと。しかしコンテスト実施の意義自体は大きく、甲府商工会議所では「今回だけで終わりにせず、何か新しい提案などを交えつつコンテストの継続も検討していきたい」と話していました。
まずはにぎわいへの第一歩が印された今回のコンテスト。これからも多くの人々が参加していくことで、城下町の活性化へつながることがおおいに期待されます。

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